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腎不全から腎臓がんへ2

腎不全になったゾフィと、がんばっていこうと、ようやく気持ちも落ち着いてきました。
血液検査も毎週、していましたが、ほぼ正常値になってきました。

ところが3月7日。私が出張から帰ると、出迎えてくれたゾフィが左後ろ足をあげています。
明らかに、痛いようです。
落ち着かず、足が痛そうなのに、うろうろします。既に夜中の0時でした。
2時。キャンと鳴き、とうとう足をつくことが出来なくなり、
夜間救急に走りました。

腎不全で治療中であること、3歳の時にヘルニアがあったこと等を伝えたところ、
いろいろ調べてくれ、伝えてくれたこと・・・
「ヘルニアではないようです。十字じん帯ではないかと思われますが、様子を見ても大丈夫でしょう」
一安心していると、
「ただ・・・」と言いにくそうに、続けました。
「ヘルニアの既往があるということだったので、上部からのレントゲンを撮ってみました」
見せられたのは、胸部のものでした。
「肺に映る白い丸い影は全て悪性腫瘍です。転移性のものなので、おそらく腎臓からの転移です」
「この状態だと、早ければ数週間。長くても半年ということはないかと」

スライド1

不思議と涙は出ませんでした。
腎不全と伝えられた時は、病院で大泣きしたのですが。

今回は、むしろ覚悟のようなものがありました。
肺の状態はあまりにもひどく、既に手遅れであることを受け入れるしかありませんでした。
おとやんと二人、無言のままに帰宅しました。

日を変えて主治医と会いました。既に救急からは添書が言っていました。
「早いな・・・」と先生がつぶやきました。
あっという間に腎数値が悪くなり、転移。
  この肺の状態では、普通に呼吸出来ていることが不思議なぐらいだとのこと。

スライド2

どこに酸素が入っていっているのか分からないほど、肺が癌でいっぱいなのにも関わらず、
ゾフィは普通に呼吸をし、たまに外を歩くと、息切れもせずに歩きました。

私たちは、極力、普通の生活、平穏な日常をなるべく長く送らせてあげることを選択しました。
痛みどめは、腎不全の子には使えないということで、薬はステロイドを使いました。
緩和ケアですが、犬にはモルヒネに関するエビデンス(治療効果の証拠)はほとんどないとのこと。
そもそも腎臓がんは少ないので、治療法も確立していないのです。

主治医がインターフェロンに精通していたので、使ってみましたが、効果はなかったように思います。
この他にサプリメントとしてハナタケをネットで買い、飲ませていました。

スライド3

4月1日
やっかいなことに、良性腫瘍はどんどん大きくなり、とうとう首のつけねに二つあった腫瘍が破れてしまいました。
手術で取るしかありませんが、麻酔が使えません。
局所麻酔でピンポン玉大の二つの腫瘍を除去しました。9針縫う手術でした。
相当な痛みにも、手術中、微動だにせずに、ゾフィは耐え、先生もスタッフのお姉さんたちも、
「本当に偉い、偉すぎる」とほめてくれました。
しかも、術後はステロイドも使えず、どれほど痛かったかと思いますが、鳴くこともありませんでした。

スライド4

試練は次々、襲います。
時々、足の痛みが出るのです。
4月24日、また夜中にギャンと悲鳴。
ステロイドを増量する以外、出来ることはありません。
足の負担を減らすために、下半身が浮くように座布団を積み重ね、工夫し、体を固定しました。
大量の水を飲み、おしっこを頻繁にするので、朝までこのままというわけにもいかず、
何度もトイレまで13キロのゾフィを運びました。

床掃除やら洗濯やらに追いまくられる日々でしたが、
ゾフィが気にしないように、私も明るく、元気に、こんなことはなんでもないという風にふるまっていました。
実際、ゾフィさえ元気にいてくれたら、そんなことはいくらでも続けられると思っていましたし。

スライド5

この他にも外耳炎になっていたり、いろいろありました。
腎臓や肺のことばかり気にしていると、つい抜けてしまって、耳のことまで気が付かなかったのです。

次第に筋肉が無くなり、足がどんどん細くなって、ふらつくようになってきました。
左足は感覚がないようで、おしっこを直接かけてしまうこともありました。
思わず「あ~~~」と出る声を、あわてて押さえることもしばしば。

ショップで一番厚手のワイドシートでも吸いきれないほどの尿量なので、
する度に変えなくてはなりませんし、した後は、足が濡れるので、拭いてあげる必要があります。
夜中も1~2時間おきにサポートが必要でした。

本犬が一番、つらいだろうと、ゾフィが気にしないように、いつも「大丈夫、大丈夫よ。なんでもないからね」
と、なでていました。

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